概要
ジェーン・ベンサム。魔法省の魔法法執行部で参事官を務める。
・の母親の親友。また、ホグワーツ魔法魔術学校の同級生フィディアス・リンドバーグと5年間婚姻関係にあった。
人物
名前
ジェーン・ベンサムという名前は、法の著述家ジェレミー・ベンサムを連想させる。実際、魔法法執行部に属している彼女は、水面下でジェレミーが夢見たパノプティコン型刑務所の建設を目指している。
外見
やや吊り上った青い瞳に、ウェーブがかったブロンドの髪を伸ばしている。身長は平均的な成人女性より少し高い程度だが、いつも胸を張って毅然と振る舞っているため、実際よりも長身に見える。
来歴
1940年11月22日、ヨークシャーにて魔法使いベンサム夫妻の長女として生まれる。
1952年9月1日、ホグワーツ魔法魔術学校に入学。グリフィンドール寮に組み分けされ、・と同室になる。
1959年6月、ホグワーツ魔法魔術学校を卒業。魔法省に入省し、魔法法執行部に配属される。翌年の春に、ホグワーツ魔法魔術学校の同級生フィディアス・リンドバーグと結婚した。程なくして・が授かったの後見人をフィディアスと共に引き受ける。
1965年、・、親子の処遇について真っ向から対立したフィディアスに離婚を要求、フィディアスはこれを承諾。ジェーンは自分には荷が重いと判断し、後見人でありながら親子の扱いをアルバス・ダンブルドアに委任した。
性格
義理堅く、情に厚い性質だが、それを表に出すことは滅多になく、淡々と仕事をこなす。一方でやや短気な側面もあり、アルバス・ダンブルドアやアラスター・ムーディに対して声を荒げる場面も見られる。学生時代は、制服をだらしなく着る、授業中に教師の目を盗んで飲食をするなど、あまり模範的な生徒とはいえなかったものの、根は生真面目であり、ときどき羽目を外すの襟首を掴んで引き戻す役割を果たしていた。彼女なくして監督生・は存在し得なかったといっていい。
人間関係
母親は魔法界で有名なファッションデザイナーであり、父方のベンサム家も裕福だったらしい。兄弟姉妹はいない。ホグワーツ7年生時、フランス在住のおばがいた。
ホグワーツ魔法魔術学校でルームメートだった・とは親友で、後にの長女の後見人を任されるほど信頼し合っていた。だが恋人フィディアス・リンドバーグがを好いていたことを知っているので、もどかしい思いに苛まれることもあった。それでも自分自身がそれ以上に・という人物に惚れ込んでいたから離れられなかったのだとジェーンは独白している。
5年生からフィディアスと交際を開始し、卒業後に結婚。の死後、親子の処遇について対立し、彼を愛するが故に離婚を要求した。ダイアゴン横丁でフィディアスが襲われた際、聖マンゴ魔法疾患傷害病院に駆け込み、人前にも関わらず涙を見せていること、また、容態の変わらない彼の世話を時間を見つけて続けていることから、フィディアスに対する愛情は健在だと思われる。
【さらに読む】
・・(同寮の同級生)
・ロメーヌ(同寮の同級生)
・オリーブ(同寮の同級生)
・フィディアス・ユンク・リンドバーグ(同級生。元夫)
財産・ペット
ペット
学生時代、ベンサム家でルネという猫を飼っていた。の死後、家のペットだった犬ムーンを引き取り、ロメーヌの手を借りながら面倒をみている。