Generosus Merck Lindberg

概要
  ジェネローサス・メルク・リンドバーグ。フィディアス・ユンク・リンドバーグの兄。
  リンドバーグ家の家長であるが、長い間、姿を消していた。

人物
名前・通称
  ファーストネームの「ジェネローサス」は、ラテン語で「高貴な」を意味するgenerosusからきている。
  ミドルネームの「メルク」は、ラテン語で「混じりけのない」を意味するmerusに由来する。親が子供のミドルネームを考えることはリンドバーグ家の伝統。
  ファミリーネームの「リンドバーグ」は、彼の先祖がスウェーデン王族から与えられた「リンドベルイ」という名前がイギリスに入って英語読みされたもの。
  学生時代、親しい友人からはしばしば「ジェニー」と呼ばれていた。

外見
  少し伸ばした黒髪を魔法で後ろに流している。弟フィディアスほどではないがハンサムだったらしく(に言わせれば「どっちもどっち」)、学生時代は多くの浮名を流していた。しかし日陰の生活が長かったためか、現在ではあまりその面影は残していないようだ。外出時はポリジュース薬を使用して他人になりすますことが多い。

来歴
  1939年2月3日、魔法族の旧家リンドバーグ家に長男として生まれる。
  1950年9月1日、ホグワーツ魔法魔術学校に入学。レイブンクロー寮生になる。
  1957年6月、ホグワーツ魔法魔術学校を卒業。魔法省に入省。魔法法執行部闇祓い局に配属され、アラスター・ムーディの下で研修を受ける。
  1962年、闇祓いの任務中にヴォルデモートと出会い、そのカリスマに感銘を受ける。以降、ヴォルデモートのスパイとして魔法省勤務を続ける。
  1963年、両親を魔法事故で亡くし、リンドバーグ家の家長になる。
  1964年、ヴォルデモートと通じていることをムーディに見抜かれ、身を隠す。以降、場所を変えながら国内を転々と移動しているが、リンドバーグの屋敷にはときどき戻っている。

性格・才能
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人間関係
  魔法族の旧家リンドバーグ家に長男として生まれる。弟にフィディアスがいる。リンドバーグ家はスウェーデン王家のユングリング家に仕えた魔法使い「リンドベルイ」を祖とした純血一族である。 【さらに読む】
  ホグワーツ卒業までは常に弟と比べられていると感じていたため、自分の能力を認めてくれた上司アラスター・ムーディに対する義理は持ち合わせていたものの、「主」としてのカリスマを見たヴォルデモートとの遭遇によってあっさりと忠義を翻す。自分の認めた人間に認められたという強い矜持があり、ヴォルデモートへの忠誠心は篤く、ヴォルデモートもの処遇を一任するなど、ジェネローサスを信用しているようである。
  ヴォルデモートを崇拝する『死喰い人』のひとり、ベラトリクス・レストレンジからは強烈な嫉妬と警戒心を抱かれているが、ジェネローサスは歯牙にもかけていない。
  一方、同じ『死喰い人』であるアルビテル・ロジエールの一人息子エバンに対しては少なからず期待をかけており、彼をヴォルデモートに引き合わせたのもジェネローサスである。

財産

  本体はナナカマド、芯はドラゴンのたてがみ、31センチ。持ち主への忠誠心は強いが、ときどき不安定になる。オリバンダーの店で購入した。